遊学館ー七尾東雲
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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遊学館 | 0 | 6 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 9 | ||
七尾東雲 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
- =7回コールド=
- (遊)本定、松田-太田
- (七)河合、門口、片岡元-左藤
- 【二塁打】嶋田(七)
戦評
準々決勝の相手は七尾東雲。春の県大会準々決勝と同一カードとなった。春は11ー2(7回コールド)で勝利したが、リベンジに燃える七尾東雲ナインに総勢150人の大応援団。どんな展開になるか。
遊学館の先発は今大会初登板1年生の本定。春季北信越準々決勝の村上桜ヶ丘戦、決勝の富山第一戦以来となるマウンドであり、立ち上がりが注目された。対する七尾東雲の先発は河合。小松市立戦では、先制されながらも粘り強い投球で完投し、中二日での登板となった。
まずは先攻の遊学館。藤口がレフト前ヒットに盗塁、大日向のライトフライで2死三塁。北口は死球で1死一三塁となり、続くバッターは廣橋と絶好の先制のチャンスが訪れたが、一塁ランナー北口の盗塁失敗で無得点に終わった。
その裏、本定は簡単に2死を取るも、左藤に初球をライト前にヒット、続く4番嶋田にフルカウントから左中間にツーベースを打たれ、レフト大日向が足を滑らせてる間に、左藤が1塁から好走塁でホームに還りあっさりと七尾東雲に先制を許してしまう。
遊学館は今日で3試合目だが、いずれも初回に得点することができず、優位な試合展開に持ち込めていない。この試合も初戦の小松戦に続き追いかける展開になった。甲子園を目指すチームにとっては何としても初回の攻撃をものにして欲しい。これからの力が同じような相手との対戦は、先制点というのはとても大きくなってくるはず。
しかし2回表、遊学館は廣橋、太田が相手内野陣のエラーによる出塁から高本が一塁線を破るヒットでまず同点。続く水上のレフトへの犠牲フライで逆転に成功。なおも1死満塁と攻めたて藤口のレフト前タイムリーで1点、続く大日向の打球はサードへのゴロ。5-2-3でチェンジかと思われたがファーストへの送球がそれ二塁走者に続き一塁走者までもがホームへ帰ってきた。さらに北口死球の後、廣橋がレフト前タイムリーで一挙6点とビッグイニングとなり完全に遊学館ペースに。
3回から七尾東雲は門口にピッチャーを変えるも2死から今村、藤口、大日向の3連打で1点。4回にはワイルドピッチで1点。5回はセーフティーバントで出塁した藤口を北口がレフト前のタイムリーで1点と小刻みに得点を加えた。
打線の方は、7回9得点だったが、長打が無く物足りない内容。ただこれはみんな途中からバスターに切り替え、しっかりとランナーを先に進めるバッティングしてたようにも感じた。狙って一三塁の形を作っていたような攻撃だったが、13安打で11残塁はやはり物足りない。しかし、気持ちよくかっ飛ばして大勝するよりも、これから接戦も予想される戦い方に徹した遊学館の本気を感じた。
先発の本定は初回に失点したものの、3回から6回まではパーフェクトピッチングで先発の役割を十分に果たした。7回には今大会初登板の松田がヒット1本許すも無失点に抑えた。松田の登板は、準決勝・決勝に向けて楽しみな内容であった。
これでベスト4進出、次は金沢と小松大谷の勝者と対戦する。どちらも好投手を擁する強敵だが、徐々に調子が上がってきているだけに楽しみである。
打安点振球犠盗
(一)今 村 31012--
走 田 中 000----
一 道 端 000----
(二)藤 口 441--11
(左)大日向 521----
(中)北 口 221-3--
(三)廣 橋 521----
(捕)太 田 200-11-
(右)高 本 311--1-
(遊)水 上 301--1-
(投)本 定 410----
投 松 田 000----
311361641
回 数打安振球責
本 定 6 73212211
松 田 1 1141100
◆七尾東雲
打安点振球犠盗
(二)所 司 300----
(中)青 木 300----
(捕)左 藤 3101---
(左)嶋 田 3111---
(三)宮 本 300----
(一)亀 井 310----
(右)芝 田 100-1--
投 片岡元 1001---
(遊)西 川 200----
(投)河 合 000----
打 片岡仁 100----
投 門 口 000----
打右
若 山 100----
24313100
回 数打安振球責
河 合 2 51165040
門 口 3 47177103
片岡元 2 2581020