遊学館 対 鹿西
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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鹿西 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
遊学館 | 4 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 8 |
- =7回コールド=
- (鹿)柿島ー紺野
- (遊)山崎、中島、架谷、荻野、福田ー苅安、荒木
- 【二塁打】盛本(鹿)中川雄、架谷(遊)
◆第145回北信越高校野球石川県大会 ▽2回戦 遊学館8―1鹿西(17日・県立)
新生『遊学館』が快勝発進した。中川光雄監督(43)の公式戦初采配は、初回に中川雄の適時二塁打で3点を先制。さらに坂下の犠飛、二回にも山本の犠飛、木下の2点適時打で試合の主導権を握る。三回に失点するも、四回に架谷の適時二塁打で得点を奪い9安打8得点、七回コールドで鹿西を下し三回戦進出を決めた。『勝てて良かった。次も頑張ります』。新監督が胸をなで下ろした
今夏の県大会準決勝で小松大谷に敗退後、勇退した山本雅弘前監督(70)から新チームを引き継いだ、注目の初戦。先発の一年生左腕山崎の立ち上がりは、緊張からか制球が定まらず2四球でピンチを招くも三振で切り抜ける。二回は三者凡退でしっかりとした投球を見せた。三回は左腕中島、四回は架谷、五回は荻野、七回は福田と5人の投手で小刻みに継投し試合を作った。
攻撃では4番の中川雄が存在感を示した。初回いきなり回ってきた無死満塁の好機に左翼フェンス直撃の二塁打でチームを勢いづけた。185センチ85キロと恵まれた体格から放たれる打球は鋭く、この日2打席目は申告敬遠、3、4打席目も勝負をしてもらえなかった。練習試合でも長打力を発揮しており今後の活躍が期待される。
今日はベンチ入り20名中19名が出場した。守備や走塁のミスもあり途中交代した結果だが、前監督の築いたしっかりとした守りの部分の伝統を引き継ぎつつ、新監督のカラーを出していって欲しい。
次戦は20日県立球場の第三試合北陸学院と金沢二水の勝者と対戦。
■本日のスターティングメンバー
1二 倉知①
2右 佐野②
3中 山本②
4一 中川雄②
5左 木下②
6遊 坂下②
7三 竹中②
8捕 苅安①
9投 山崎①
中川光雄監督は星稜高校で1番打者として活躍し95年夏甲子園準優勝に導いた。その後、千葉大ー伏木海陸を経て遊学館に。山本雅弘監督と二人三脚で創設時から約20年部長を務めた。