第132回 北信越高校野球石川県大会の組み合わせが決まりました(参加チームは50チームで連合チームは志賀・内灘の1チーム)。
4月18日から熱戦が繰り広げられ、決勝は5月5日10時から県立野球場で行われます。優勝、準優勝の2校は、6月6日〜9日に長野県で開催される北信越大会に出場します。今大会ノーシードの遊学館は1回戦からの登場。18日(土)の弁慶スタジアムで翠星と対戦します。
遊学館と翠星は、昨秋の2回戦と同一カードで、この時は遊学館が10-0で勝利しています。また、昨秋優勝の金沢商は遊学館と同じブロックとなり、両チーム順当に勝ち進めば三回戦で対戦します。また、昨秋ベスト8で遊学館とは比較的相性の良い北陸学院もこのブロックに入りました。
昨秋準優勝の星稜は2回戦で津幡との対戦。こちらも昨秋2回戦と同一カードになり、この時は星稜が9-3で勝利しています。その他では、金市工ー大聖寺、小松工ー野々市明倫などの好カードに航空石川も加わり、強豪が集まるブロックとなりました。
昨秋3位の小松大谷は、初戦で泉丘との対戦。鵬学園、小松商、寺井などがどう勝ち進んでくるか注目。昨秋4位の金沢は羽咋との対戦。このブロックには金沢東、桜丘、輪島、飯田などが入りました。
シード校および注目校
【金沢商】
昨秋は決勝で星稜を破り見事優勝して第一シードに。チームの中心は主将の丹保、ゆったりとしたフォームからストレート、スライダーを制球良く投げ込む球はどこまで威力がついたか楽しみ。打線では久島、出倉の一、二番コンビが相手チームには嫌な存在。昨年課題だった守備力もどこまで向上できたかが注目。
【星稜】
投手では昨夏の甲子園も経験した谷川、福重の強力な二枚看板を擁する。この2人は打撃でもチームの要であり、その他にも森田、梁瀬、佐竹、酒井、相原など好選手が揃う。先日の練習試合では虎谷がサードを守るなど競争は熾烈。有望な一年生も多数入学して今年も筆頭の存在か。
【小松大谷】
西田、野原、鈴木のクリーンナップは県内最強か。さらに下口や林なども健在で今年も打線は強力。投手でも木村、田上、大宮など駒は揃っているだけに、課題の守備をどこまで立て直してくるか。
【金沢】
注目のスラッガー中川は、昨秋の県大会で3本、北信越で2本の本塁打を放っており、さらなる成長が見込まれるだけに目が離せない。中川の前後には、岩井、根上、上田直、松井などが座り、どこからでも長打の打てる打線は小松大谷と並び県内屈指。投手では竹田以外の投手が出てくるか。
【金市工】
山口、北川と安定感のある2投手と伝統の堅守で上位候補。
【鵬学園】
昨秋はベスト8に終わったが、つながりのある打線に機動力を絡めた攻撃は得点力抜群。左の池下、右の鰀貴といった投手陣次第では上位も見えてくる。
そして【遊学館】だが、昨秋は3回戦で金沢に敗れたものの、各選手の実力は高いレベルにある。打者では高本、内潟を中心に、松田、栗山、廣橋など切れ目がない。打球の速さはピカイチの廣橋が6、7番あたりを打つ打順は厚みがあり脅威。そんな強力打線だが、毎年春に打撃のピークを迎え、夏には打撃の調子を落としている傾向も見られる。あくまでも夏をゴールに設定して春の大会を戦ってほしい。投手陣では、小孫、佐小田、石森など実力ある投手が豊富に揃う。あとは本定が復活すれば連戦でも十分戦える。
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