第131回 北信越高校野球石川県大会の組み合わせ抽選が行われました。47チームが北信越大会出場をかけて、9月6日から熱戦を繰り広げる。決勝は9月28日午後1時から県立球場で行われる。今回の北信越大会は、石川開催ということもあり上位4チームが、10月18日から開催される北信越大会に出場する。遊学館は2回戦からの登場となり、13日(土)第一試合の9時から県立球場で、翠星と対戦する。
シード校は、遊学館、小松工、金沢商、金市工、小松大谷、鵬学園、北陸学院、星稜の8チーム。なかでも遊学館のブロックは激戦となりそう。遊学館、金沢ともに順当に勝ち進むと3回戦で両チームが対戦する。金沢とは今年に入り二度対戦しているが、8−6、6−5といずれも遊学館が勝利しているものの力の差はほとんどなく、3回戦で対戦するにはもったいないカードとなった。しかし、金沢が1回戦で対戦する金沢西やシードの小松工業、シード決め大会では金沢に2−1で敗れたものの、金沢を3安打に抑えた金沢東が入るなど、どこが勝ち進んできてもおかしくないブロックとなった。
夏の甲子園で3回戦まで進出した星稜のブロックにも強豪が多く入った。初戦で対戦する昨年優勝の津幡は、シード決めでは小松大谷に敗れたものの油断できない相手。航空石川や北陸学院も同じブロックにおり、新チームの始動が遅れた星稜はこれらの強豪チームとどう戦っていくか。
夏準優勝の小松大谷のブロックでは、鵬学園をはじめ、寺井が注目。鵬学園は夏の大会のメンバーがほとんど残り、シード戦も順当に勝ち進んでシードを獲得。寺井もバッテリーをはじめ夏のメンバーが残っておりノーシードながら注目される。
今大会の本命は、谷川・福重の投手陣をはじめ、梁瀬、相原、佐竹、虎谷など甲子園での主力選手を多く残す星稜、木村と下口のバッテリーや、中軸を打ってきた西田、鈴木が残り、夏の雪辱を果たしたい小松大谷、夏ベスト4の原動力となった山口、北川の両投手や打の中心である佐野敦が残る金市工などが挙げられる。
もちろん夏のメンバーが多く残る遊学館も負けてはいない。小孫、本定、石森、佐小田と豊富な投手陣は盤石。さらに飯田、松田、廣橋、高本、内潟などの主力選手も打撃は上向いてきている。1年生の藤原や中村、保科などがさらに活躍すれば十分に北信越でも戦える戦力は整ってきている。