ベスト4決定
第94回 全国高校野球選手権石川大会はベスト4が決まりました。
27日(金) 石川県立野球場で準決勝2試合が行われます。
準決勝の組み合わせ
27日の試合
- 星稜ー鹿西 10:00
- 遊学館ー小松 12:30
いよいよ4強が出そろい、残すは準決勝・決勝のみとなった。金沢勢が2校、小松勢が1校、能登勢が1校残り、中でも鹿西高校はエース安田の活躍で、初のベスト4と快進撃を見せている。鹿西は準決勝で、星稜と対戦する。強力打線が売りの星稜に安田がどこまで通用するかが見所。
遊学館の準決勝の相手は、小松高校。昨夏の準決勝と同じカードとなった。
昨夏は7−0(7回コールド)で遊学館が勝利しているが、小松高校はバッテリーをはじめ、昨夏のメンバーが6人残っており、今年は侮れない相手。昨夏は、小松の中島投手に6回まで1点に抑えられており、遊学館打線が中島をどう攻略できるかにもかかっている。
<最近の小松高校との対戦>
○遊学館3−0小松(2010年1年生大会 準々決勝)
○遊学館7−0小松(2011年 選手権石川大会 準決勝)
●遊学館11−12小松(2011年1年生大会 準々決勝)
小松高校は、チーム打率4割と打撃好調。小松工戦では、毎回1点ずつを取り相手に主導権を渡さない戦い方は素晴らしかった。特に2番山根(.642)、3番西口(.538)は当たっている。4番を打つ高見は11打数2安打といまひとつ当たりが出ていないが、5番中島、6番森で打点を稼いでいる。
投手陣は、中島がほぼ一人で投げてきており、防御率1.60と安定している。過去の対戦でも遊学館には相性が良さそう。
遊学館は、準々決勝の金沢戦で10安打とようやく打線に当たりが出て来た。特に北口にヒットが出たのが大きい。小林は相変わらずチャンスに強いバッティングを見せているだけに、北口の復調は大きい。
ただ、例年の強打の遊学館というイメージはなく、投手陣を中心に守備でリズムを作っていく展開になりそう。そのためにも、エラーや四死球などでペースを崩さないように落ち着いたゲームに臨んでほしい。
ここまで苦しい試合が続いていたが、金沢戦の勝利で勢いがついてきた感じもする。明日の一戦をいい形で勝って、決勝を戦って欲しい。
【ここまでの成績】
●小松(4試合)
- 一回戦 11−0 尾山台 ※5回コールド
- 二回戦 6−2 二水
- 三回戦 8−2 小松工
- 準々決勝 9−2 輪島 ※5回コールド
- チーム打率:.418
- 本塁打:0
- 三塁打:1
- 二塁打:9
- 打点:29(1試合平均7.25)
- 犠打:14(1試合平均3.5)
- 三振:13(1試合平均3.25)
- 盗塁:6(1試合平均1.5)
- 失策:4(1試合平均1)
投手 投球回 数 打 安 振 球 責 防御率 中島 28 420 117 27 24 5 5 1.60 伴場 1 14 4 1 1 0 0 0.00 山根 1 12 3 0 0 0 0 0.00
●遊学館(3試合)
- 二回戦 4−3 寺井
- 三回戦 3−1 北陸学院
- 準々決勝 6−3 金沢
- チーム打率:.277
- 本塁打:2
- 三塁打:0
- 二塁打:4
- 打点:12(1試合平均4)
- 犠打:9(1試合平均2.25)
- 三振:15(1試合平均3.75)
- 盗塁:2(1試合平均0.5)
- 失策:2(1試合平均0.5)
投手 投球回 数 打 安 振 球 責 防御率 黒萩 14 190 59 12 10 5 5 3.21 平井翔 13 164 49 6 11 4 1 0.69