選手権石川大会

第101回 全国高校野球選手権石川大会展望

投稿日:2019-06-21 更新日:

令和の最初となる第101回選手権の石川大会が7月12日開幕を迎える。組合せ抽選会は6月26日、決勝は7月28日に行われる。2年連続20回目の甲子園を狙う星稜を軸に、春準優勝の航空石川と輪島・鵬学園がAシード、小松大谷・野々市明倫・北陸学院・遊学館がBシード(抽選)となる。

 

頭一つ抜きん出る星稜、航空石川が軸

実力・経験に加えスターが揃う星稜は磐石。春の石川大会はエース・奥川抜きで勝ち抜き、北信越大会では奥川を擁して大会3季連続優勝・春4連覇を果たした。もはや北信越では無双の星稜だが、絶対王者のプレッシャーや慢心、相手に隙を与えなければ一気に全国の頂点まで狙える。

石川春の準優勝校・航空石川は春の北信越では自慢の打線が不発で敦賀気比相手に初戦敗退。それでも星稜に続く戦力なのは間違いない。重吉や嘉手苅、前田の140超トリオの投手陣に上位から下位まで長打力のあるメンバーが揃う打線が型にハマれば一気に試合を決める力はある。

春季大会では輪島と秋に続き鵬学園がベスト4に入った。輪島はチームの柱である川崎を中心に全員野球で夏に挑む。春の3回戦・津幡、準々決勝・北陸学院と逆転で勝ち進んだ鵬学園は、エース・米田と航空石川戦で粘投した小池田の左右二枚看板でこの夏も名乗りを上げたい。

寺井、金沢との接戦を制し、準々決勝では星稜とも好ゲームを演じた小松大谷は、エースナンバーを背負った生長が踏ん張りをみせた。好打者の中津や4番・中西の調子がいいだけに下位打線に繋がりが出れば得点力も上がる。この春代打で出場した山根が完全復活すれば投打でチーム力は確実に増すことは間違いない。

予想を越え躍進を果たした北陸学院は3回戦では寺師・松本のホームランで終盤に追いつき、タイブレークの末、津口のサヨナラスクイズでベスト8進出を決めた。続く準々決勝の鵬学園戦では、初回に吉田の先制3ランでリードしたが、終盤に逆転され力尽きた。この悔しさを夏にぶつけたい。もう一つのベスト8は、秋の北信越出場校でシードの小松商を破った野々市明倫。橋村、宮崎の継投で粘り強い試合運びに持ち込み接戦に強い。

古豪公立にノーシード爆弾の金沢も虎視眈々

ノーシードの注目校では金沢商・津幡・寺井・小松・泉丘を挙げたい。金沢商の要である惣田が投打の中心。そこに左腕の川田や村井、2年生の甲斐も楽しみな右腕。打線に少し迫力はないが、栂木や惣田が控えるクリーンナップに繋げチャンスをものにしたい。津幡は集中力に欠ける場面も見られるが、逆に集中すると一気に流れを変れる力は軽視できない。エースで4番の松田の脇を野坂や大窪、藤畑が固める。寺井は2年生コンビの存在が鍵を握る。三拍子が揃い投手も兼ねる荒木、スラッガー・中條が強豪私立を脅かす。絶対的エース・小川を擁す小松も夏は当たりたくない相手。抜群の打撃センスの上田に先発も出来る町谷に2年生・田西の長打力も魅力。泉丘は寺下、海口、中山の3投手に加えて、どこからでも長打を打てる打線で夏への体制は万全。小松同様に夏に力を発揮するチーム。特に航空キラーのエース・寺下に注目したい。そしてやはり金沢はノーシード爆弾としてどうしても外せない。去年、今年と新入生は20人に満たないが実力者が揃う。小寺を頭に東又や辻本、超遅球の大村に左でバッテングのいい今泉などバラエティ豊富な投手陣。打の柱である大倉、長打力のある尾野や松原にセンスを感じる清水や木越など、強豪相手にも決して見劣りはしない。

金沢市工は大場・竹内・竹森の攻撃的な打撃陣、小松商は塚本・寺瀬の左腕コンビに北といった投手陣も侮れない。打者では、七尾東雲の道下、桜丘の谷内。投手では、県工の向、飯田の角、門前の端、などにも注目したい。昨夏準優勝の金沢学院金沢龍谷も若いチームだが波に乗れば勢いがつきそう。

4年ぶりの夏制覇を目指す遊学館

遊学館は昨秋の北信越大会へ久しぶりの出場を果たし、この春も期待されたが準々決勝で航空石川に競り負け2季連続出場を逃した。この春は主砲・渡邉を怪我で欠き不安の残る打線であったが、初戦の金沢龍谷戦を逆転コールド勝ち、3回戦では小松の好投手・小川を佐藤の3ランなどで攻略、準々決勝の航空石川ではプロ注目の重吉からルーキー新保がタイムリーを放つなど3得点を挙げ打線の破壊力を魅せた。練習試合では佐藤がホームランを量産、橋場・澤井・松本の長打力に竹村・細呂木の巧みなバッティングでビックイニングを生み出す打線。ここに1年生・新保や怪我から復帰した渡邉、打者として開花した保科が並ぶ打線は魅力迫力十分である。ただ大きな課題は投手陣の整備にある。期待の2年生・髙田が初めてエースナンバーを背負い臨んだ春の大会は航空石川戦では5回途中10失点を喫しノックアウト。しかし5月中旬の練習試合では初完投で初完封するなどエースとしての自覚も芽生え始めた。この髙田に急成長の2年生清水と経験ある3年生投手陣が脇を固める。1年生の土倉も可能性を秘める。ベンチ入りメンバーだけでなく、ベンチ入り出来なかった3年生や下級生部員、マネージャー、保護者さん全ての思いが合致すれば必ず勝てると信じる。この布陣で令和最初の石川夏の頂点を狙う。

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